言育サロン

体感値を研ぎ澄ます〜言育サロン4月開催レポート〜

(記事:Vision Bridge事務局 白河晃子)

 
今月の言育サロンは、つい先日軽井沢を訪れた大磯さんが、そこで感じたことや気づいたことについてお話しすることから始まりました。

4月のテーマは「体感値を研ぎ澄ます」

大磯さんが見聞きしたこと。五感で感じたこと。そんな体感をあえて人に伝えたり言葉にする機会は少ないかもしれません。

けれどそのわずかな片鱗だけで、想像以上に人の体感を一緒に味わうことができるものだと知りました。

言葉を通して、言葉でないものを受け取るセンサーが、私たちにはあるのでしょう。

現在、二冊目の執筆に取り組んでいる大磯さん。

先日完成したばかりの一冊目の本「なないろの記」を手に、話は軽井沢からこの本を執筆する経緯へと展開していったのですが、その経緯も鍵は「体感」だったと言います。

出版しようと勇んでいたわけではなく、まさに「体感」に導かれるように本を作り上げた1年だったと。

なんか、やだな
なんか、しっくりこないな
なんか、気になるな
なんか、楽しそうだな
なにかが背中を押してくれてる気がする…

私たちは案外そんな曖昧なものを頼りに、本来進むべき道をたぐり当てているのかもしれません。

体感を研ぎ澄ませること、その感覚を味わい直すことの大切さを思いました。

サロンの皆にも、人生の転換期やその時にあった体感を伺っていきました。

「その体感は一体どんなものでしたか?」
「重い、しんどい」
「力がふっと抜ける」
「地に足がつかない」
「心が折れる音がする」
「涙が出る」

いろんな言葉が出てきました。

人それぞれ感じ方にも大きな違いがあるようです。

本来、体感は自分だけのものですけれど、それをあえて言葉にして誰かと共有することで、互いの世界が広がっていくような気がしました。

次回の言育サロンは5月。

ゴールデンウィークはどのように過ごす予定でしょうか。

なんとなく例年ダラダラしてしまうことが多いのですが、今年は家でも外でも「体感」に意識を立てて過ごしてみたいと思います。

サロンの皆さま、また次月、お目にかかれますこと楽しみにしております。

言育サロン他 Vision Bridgeの活動は メルマガ でお届けしています。