WORKS
2021年10月4日
ヒラタワークス様|コーポレートブランディング
「ヒラタワークス」コーポレートサイトが公開!
大切なお客様のプロジェクトがローンチいたしました。
コーポレートブランディングのお取り組みをご一緒させていただいてきた「ヒラタワークス株式会社」様の新しいHPがこの度お披露目となったのです。
ヒラタワークスは、出版プロデューサーの平田静子さんが代表取締役を務めておられる会社ですが、
静子さんといえば、
「チーズはどこへ消えた?」
「象の背中」
など、数々のベストセラーを世に送りだしてきたお方。
1969年にフジテレビに入社、その後扶桑社へと出向され、フジサンケイグループで初の女性役員を務められた後、退職後にご自身で立ち上げられたのが「ヒラタワークス」です。
静子さんからご連絡をいただいたのは、2020年の4月のこと。
ヒラタワークスも設立10年以上を経て、
今までは自分中心で動かしてきたけれど、これからは娘たちとともに、新たな形を作っていきたいと思っている。
これからを描くにあたって、ブランディングに一緒に取り組んでいただけませんか?
ということで、ご息女で取締役の小川類さんも交え、プロジェクトがキックオフしました。
そこから、足掛け1年以上。
ご一緒にかたちにしてきたHPをまずは見ていただけますか??
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ヒラタワークス コーポレートサイト
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https://hirataworks.jp
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このプロジェクトは、実はいつも以上に気合いがはいったことは言うまでもありません笑
前述の通り、一流の企画者であられる静子さん。そして、類さんも、ニッポン放送で長年企画に携わってこられたお方。
お二人と企画を見ていただけることは私にとっては大きなチャレンジでしたし、さらにそこにフィードバックをいただけるなんて、またとない機会!
ということで、お二人とのお打ち合わせに、とてつもなくワクワクしながらちょっと緊張もしながら笑
向き合わせていただきました。
外部の私が関わることの意味
ご依頼をいただいてから私は、
静子さんのご著書やインタビュー記事、類さんがまとめておられたヒラタワークスのトピックをまとめた資料、
これらを穴が開くほど目を通して、心を動かされたところは全部書き出して、コンセプトを紡ぎ出していきました。
それをたたき台に、静子さん、類さん、私の三者でお打ち合わせ・意見交換を重ねていく。
それを半年くらい重ね、
「ヒラタワークスの仕事の真髄」
「そこに流れる価値観」
「これからの事業領域のかたち」
をひもとき、言葉にしていきました。
今回私がお仕事をさせていただくときに、とても意識していたのが、いわゆる「道筋案内人」としての役割です。
実は私がプロジェクトに関わる少し前から、母娘でしっかりと場を持って、「ヒラタワークスらしさ」を言葉にしようと試みておられたんですって。
だけど、ブランディングの話ってどうしても抽象度が高くなりがちで、
どこまで話したっけ?
ひとまず要素は洗い出してみたけれど、さてこれからどうしようか?
なんて、悩んでおられたんだとか。
そんなお話をお聞きしていたからこそ、私が入ることでの客観性が求められているように感じましたし、
◎議論がどこまで進んで、何が総意なのかを確認していく。
◎話し合ったことをしっかりと企画に落としこんでいく。
そんな立ち回りを意識しながら進めていきました。
想像力を可視化する!
打ち合わせを重ねる中で、実は私が痛烈に感じたことがあるんです^^
それはね、静子さん、類さんが醸し出す空気なのですが、
なんだろうな、お二人とも「ものを生み出す人」「企画者」特有の軽やかさがあるんです。未来を見て仕事をしているというのかな。
私ね、お二人のこの雰囲気が、
大好きで、大好きで、大好きなのですが笑
明るく、
楽しく、
元気で、
前向きで、
ユーモアがある。
くよくよしていなくて、悩みさえも明るくお話しくださる。それがとっても心地いいんです。
ご一緒しているとアイデアがどこまでも膨らんでいくような感覚があって、発想を後押しされるような、そんな感覚を覚えました。
お二人がご自身の人生を思い切り謳歌されているような印象も本当に憧れてやまず、ものを生み出す人って、こうじゃなきゃね!とたくさんの刺激をいただきました。
そして、同時に思ったんです。
私の味わっているこの感覚がまさに、「ヒラタワークスらしさ」そのものなんじゃないかな、って。この感覚をそのまま表現したい!
お二人のパーソナリティーや魅力、チャーミングさを「企業人格」に昇華して表現できないか、と考えたんです。
大きな本から静子さんと類さんが飛び出してくる、ユーモラスなキービジュアル。
メインメッセージは縦書きにして確かな信頼を表現するのだけど、誰にでも分かる平易な言葉を選び、リズミカルに、決して重苦しくなく。
ヒラタワークスが長年使っていた女の子のイラスト(私たちの間では、「妖精しずこ」と呼んでいました)を再度書き起こしていただいて、企業人格の象徴として全体に散りばめ、ヒラタワークスのクリエイティビティーやユーモアを感じ取っていただけるよう、HPをつくり込んでいきました。
出版の第一線で多くの潮流を生み出してこられたヒラタワークスですが、お二人の独自の着眼点は止まるところなく、きっとこれからも新たなカルチャーを創り出していくのだろうな。
ご一緒していてそう感じましたし、私自身も一人の企画者としてたくさんの学びと刺激をいただきました。
もう一度、リンクを貼らせていただきますね。
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– 言葉とアイデアで、文化を「創る」-
ヒラタワークス
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プロジェクトを終えて、思うこと
今回のヒラタワークス様のように、
ブランドを承継していくときに一番大事なのは、やってきたことを棚卸ししながら、そこに脈々と流れる価値観を言葉にしていくこと。
そこに丁寧に取り組むと、繋いでいきたい大切にしたい価値観・共通点が必ず見えてくるんです。
そしてそのエッセンスを持ち続けながらも、未来にどんな要素を加えていきたいのかを設計していく。
泥臭いけれど、ブランドを育んでいくときに欠かせないこのプロセスに、私は魅了されているのだな、と取り組んでみて改めて思いました。
そういえば、会社で仕事をしている時から古くからあるブランドを今の価値観にあわせてつむぎ直すプロジェクトが得意でしたし、
過去から価値を見出し、それを未来へと橋渡ししていく、
まさに、やっていることって「VISION BRIDGE」そのものなんだよなぁ、なんてね笑。
ハラオチするとともに、これからももっともっと、「次の世代に繋いでいく」仕事がしたい、と思いました。
今回こうして機会をいただき、長きにわたって関わらせてくださったヒラタワークスさまに心から感謝しています。
こうして舞台裏を語ることが、コラムをお読みくださった皆様のブランディングのヒントになればうれしいです。
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Brand produce:大磯爵歌
Design:神谷和宏(SOLA Graphics)
photographer:斉藤有美
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