言育サロン
2024年1月24日
言育「オープンサロン」2024へのお誘い
2/8、9、15、16にVisionBridgeが主催する言育サロンの「オープンサロン」を開催します。 どなたでも無料でご参加いただけます。詳細及びお申込フォームは、本コラム後段に記載しています。
この二年間にわたって、私があたため続けてきた場があります。
【言育サロン(こといく・さろん)】
それは読んで字の如く「言葉を通して、自分を育む」をコンセプトに活動する、オンラインコミュニティです。
ここでは、文章やコピーライティングのTIPSをお伝えするわけではありません。
月に一度、決められた時間にオンラインで定例的に集まり、毎月異なるテーマのもと、皆で自分の感じたことを言葉にして、分かち合っていきます。
これまでのテーマを、ざっと並べてみますね。
<2022年>
◎一月:大人って、なんだ?
◎二月:原体験にもぐる
◎三月:ほんものとは、なにか
◎四月:道草が、みせてくれるもの
◎五月:光と影が、織りなすもの
◎六月:抽象と具象の往復運動
◎七月:自分を尊ぶ、ということ
◎八月:時間って、なんだ
◎九月:句読点を打つ
◎十月:「ひとりたのしむ」の世界
◎十一月:ときをためる暮らし
◎十二月:その道は、光に満ちて
<2023年>
◎一月:なぜ、言葉を育むのか
◎二月:「うつくしい」って、なんだ?
◎三月:「かなぁ」という生き方
◎四月:体感値を研ぎ澄ます
◎五月:心に住む人
◎六月:あらあらあらあら、の極意
◎七月:記憶の旅
◎八月:ナチュラルフローに身をまかせ
◎九月:場の佇まい
◎十月:暮らしからしか、生まれない
◎十一月:“非日常”へ思いを巡らす
◎十二月:去るもの・来るもの
<2024年>
◎一月:なぜ、言葉を育むのか
う〜ん、非常に抽象度が高い!と感じられるかもしれませんが、だからこそいいのです。
人それぞれ感じ方や経験は異なりますから、皆の意見が一つにまとまるわけではありません。メンバーの考えの幅を味わいながら「自分にとってはどうだろう?」と眠っている解を探しに行く。それは、最高に面白い探求です。
やっていることは実にシンプルです。
冒頭で私の視点でセレクトした至極のモノ・コト・ヒト・言葉なんかをエピソードと共にご紹介をさせていただきます。そしてそれを起点とした問いをご用意し、皆で内観を深め、分かち合っていきます。
会のはじまりに、いつも私が読み上げるコンセプトメッセージがあるのですが、サロンをイメージしていただくのに一番わかりやすいので、ご紹介させてくださいね。
なぜ、言育サロンを始めたのか
言育サロンを運営する、というのは、初めはとてもチャレンジングなことでした。
わかりやすい結果が手に入るわけでもない。
スキル・ノウハウなどの装備が上がるわけでもない。
そういう場に、興味を持って参加してくださる方がいるのだろうか。
けれども、その反面でもしかしたら、私自身が誰よりもこういう場を求めていたようにも思います。
日々暮らしていると、ふわりと立ち上がってくる問いや深めたいテーマ、はっとさせられる出来事が本当にたくさんあります。
たまたま手に取った本や訪れた場所、出会った人・・・そういうことを起点に自分の中で何かしら心が動いて、さまざまな思案が生まれては消えていく。
それは、私が言葉を扱う仕事をしているからではなく、誰の心の中にもあると思うんです。
家族や同僚に話すのもなんか違う
友人と敢えて時間をとって話すのもなぁ・・・
抽象度の高いテーマなどは特に、年を重ねるごとに自分の中に立ち現れることが増え「あぁ、そういうことを自由にお話しする場があったらなぁ」と思うようになりました。
また、「表現する」ということにおいても考えるところがありました。
私は3年前に長年勤務した広告会社を退職・独立し、小さなブランディング会社を営むようになりましたが、
この仕事をしているとよくご相談を受けるのが「どうすれば伝わるのか」「一眼でわかってもらえるのか」「他との違いを明確にできるのか」といった表現に関するお悩みです。
やはりアウトプットへのお悩みは、皆多かれ少なかれ抱えておられるのだな・・・
という中で翻って、私自身は普段どうしているのかを考えてみるのですが、正直なところそれらを解決する「特効薬」みたいなものはなさそうだ、と感じています。
なんていうと元も子もありませんが、型にはまった「伝え方」「書き方」といったノウハウやテクニックだけに依るものでもありませんし、
何よりというのは「伝わる」というのは表層的な言葉によるものだけではないと思うのです。
というのは、流暢に話すわけではないけれどどうしても惹きつけられてしまう人っていますし、荒削りなのにぐっと入り込んでしまう文章だってたくさんあります。
それはきっと、言葉として外に出る前に、話し手・書き手の中で出来事を見つめきっているから。幾度となく反芻しているから。
それに尽きるのではないでしょうか?
実際に、私が言葉を書く時にやっていることはとてもシンプルです。
現場に足を運ぶこと。
対象となる商材を実際に使ってみること。
関わっている人の話を深く聴くこと。
そこで、あくまでも自分の感覚で何を感じるのかつぶさに見つめること。
これなしに表に出すに足る言葉が生まれることはありませんし、何よりその過程を経て眼差しや言葉を見出していくのは最高に面白いと私は感じています。
そして、それらは仕事で求められて言葉を探す時だけにやっているか?と問われると、案外そうでもないのです。
日常の暮らしの中で無意識のうちに繰り返していて、それが自分という器の中で熟し、表に出る言葉の土台になっている。
これらの経験を踏まえて
◎「言葉」を育むには「言葉になる前の感覚」に目を向けるのがいいのではないか?
◎そして、私自身がそこに身を置くことで、身の周りに起こる出来事を丁寧に味わいたい。
そんな思いを持つようになり、この言育サロンを始めました。
これまで、本当に色々な方がお集まりくださりました。年代も、お仕事も、住んでいる場所も様々です。
けれども、全員に共通して言えるのは、
言葉が好き
自分自身に丁寧に向き合う時間が欲しい
言葉を通して日常を豊かにしたい
そんな想いが根底にあったように思います。
そういう皆様と言育サロンという場をあたため続けることができた、ここは私にとってもかけがえのない場となっています。
オープンサロンへのお誘い
まもなく迎える立春の頃に合わせて、言育サロンをご体感いただける無料の「オープンサロン」を行います。
この場は「体験版」というレベルではなく、いつもの場をオープンにして、存分にお楽しみいただけるようにいたします。
初めての方も、過去お越しくださった方も大歓迎です。
どんなことをやっているんだろう
大磯ってどんな人だろうな
久しぶりに話したい
そんな軽い気持ちで構いません。
おひとりでご参加くださる方がほとんどですから、知り合いがいない方や、大磯とご面識がない方も気兼ねなくお越しくださいね。交流を重ねるうちに自然と溶け込んでいきます。
もちろん、ご友人と連れ立って、という方も是非是非に。
年に一度のサロン解放の機会ですから、ご一緒に楽しめたらと考えております。
以下に、日程やテーマなどを記しますので、お目通しくださいませ。
言育 オープンサロン2024
●開催日時
4回開催
① 2月8日(木)10時30分〜12時30分
② 2月9日(金)20時00分〜22時30分
③2月15日(木)10時30分〜12時30分【定員に達しました】
④ 2月16日(金)20時00分〜22時30分●定員
各回 5名
●テーマ
≪ 時のおくりもの ≫
皆に等しく与えられているように感じる「時間」。けれども本当は人は「ごく個人的な」時間感覚のなかで生きているように思うのです。
身体は今におきながらも、一瞬にして「あの日」に帰ってみたり、まだ見ぬ「いつか」なのにありありと感じられたり。
自分のなかにある「とき」を感じながら旅するように見つめていく。立春の頃にふさわしい雰囲気でお届けします。
●参加方法
ZOOMでの開催となります。
お申し込みくださった方に、接続先をご案内申し上げます。●費用
無料
●お申し込み
ご参加をご希望の方はフォームよりご登録ください。
いずれの回も扱うテーマは同じです。ご都合の良い日程をお選びください。① 2月8日(木)10時30分〜12時30分
② 2月9日(金)20時00分〜22時30分
③
2月15日(木)10時30分〜12時30分【定員に達しました】④ 2月16日(金)20時00分〜22時30分
●お問い合わせ先
Vision Bridge 事務局
info@vision-bridge.jp