言育サロン

言育サロン2023の活動を終えて 〜オープンサロン(2月)のご案内〜

新たな年を迎え、あっという間に1月も半ばを過ぎようとしています。

街のあちこちで梅がほころびはじめ、小鳥たちがそれを啄みにやってくる。暦の上では「大寒」といえど少しずつ次の季節の足音が聞こえてくるようです。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。


言育サロン2023の活動を終えて

先日、主催している「言育サロン」の2023年の活動が終了しました。

▶︎ 言育サロンとは?

年間固定のメンバーで、毎月決められた時間にオンラインで集まり、心の内にある言葉を見にいく。この企画は、毎年2月から翌1月までを1つのクールとして活動しています。

この場を開催するようになってから2年が過ぎましたが、おかげさまで運営の仕方は当初から大きく変わらず、無事に今期も終えることができました。

1年間皆が元気で、この場において顔を合わせることができた。私にはそれが何よりも嬉しく、感慨深いことだったように思います。

今期最終回の活動では、「なぜ、言葉を育むのか」をテーマに、それぞれに思うところを話していきました。

この問いの答えは無限にあると思いましたし、この場に1年間ご参加くださった皆さんの視点を聞いてみたかったのです。テーマを事前に予告するわけではありませんので、皆さんから即興でどんなお話が聞けるのか楽しみでもありました。

実は運営を続ける中で、私自身も「言葉を育む」その意味するところが深まってきているのを感じていました。

「言葉」というのはなにも、外に現れ出る音や文字だけを指すのではなく

◎眠っている原体験
◎自分にとって大切な出来事
◎そのときに思ったことや感覚

◎さらに時を経て自分の中でそれを反芻し、成熟させていくこと

それら全てひっくるめて「言葉」と言ってもいいのではないか、と。

というのは、この場において毎回皆さんが語ってくださった「言葉」は、決して準備したものではないのに、「生きている」と感じることが多々ありました。

ありありと風景が浮かんだり、感情を追体験できたりするような・・・

それは、おひとりおひとりが出来事をちゃんと経験して、味わっているからこそのもので、言葉になる前の確かな手触りがあったのです。

テーマを掘り下げていく中で、メンバーの中のお一人が「言葉を育むって、”経験することそのもの” だと思う」とおっしゃってくださったのですが、それはまさに言い得て妙!

経験することをまずはちゃんとやりきって、その上で自分の中にある引き出しに大切に納めておくから、必要なタイミングで自然に「言葉」が現れ出てくる。

やはり「言葉を育む」というのはクイックにはいかないものですね。

何よりも「経験」、私自身も今ここにあるものを見つめるということを、改めて大事にしていきたいと腑に落ちたのでした。

1年間ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。


言育オープンサロンのお誘い

「言葉を育む」には終わりがありませんから、この活動は2024年も継続してまります。

月に一回のこの時間が、暮らしの中で確かなリズムになっていく。そういう場づくりをじっくりと続けていきたいと考えております。

初めての方にもご参加いただけるよう、2月には無料のオープンサロンを行います。

ミニマムな体験版ではなく、通常の言育サロン同様、2時間オンラインにて、ひとつのテーマを対話を通して探求しながら言葉を深めていきます。

言育サロンがオープンになるのは年に1度のこのタイミングのみになりますので、是非ご期待くださいね。

どなたでもご参加いただけますので、ご興味のおありになる方は以下の先行案内にご登録の上、ご案内をお待ちくださいませ。

▶︎ 先行案内はこちらから

暖冬とはいえ、まだまだ冷え込みが強い日もございます。どうかお風邪など召されませんよう、ご自愛くださいね。

それでは、また。