ブランディング

初・連載決定に寄せて

春、始まりのこの季節。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

実はですね、最近新たな日課になっていることがあるんです。

それが何かというと「散歩」。

前回のコラム「”ほんもの”に触れて、見えたもの」で、暮らしのルーチンを見直します、なんて話をしていましたが、まさにそれによって新たに入ってきた習慣、です。


愛犬を連れて、朝のうちに街をぐるりと回る。街がちょうど動き始めた8時〜9時くらいを固定化したら、このひとときが、すごく気持ち良いのです。

日によってピンとくる場所が変わるからルートはバラバラなんですけどね、気の赴くまま空の下、ただただ歩を進めてるとね、この足の回転とともに、いろんなものが回り出すのを感じます。

糸口がみつけられずにいた企画、
言葉にできずにいた感情、
停滞していたモノ・コトとの関係が
整理されていく感覚がある。

季の変わり目というのもあるからかな。

目に入ってくるものがみずみずしくて、うつくしくて。そういう景色を見せてくれる街の営みをつくってくれている方々への感謝なんかも湧いてきてね。

すると自ずと心が研ぎ澄まされ、整理が進むのでしょうね。これからますますいい季節にはいってきますから、引き続き、楽しみたいと思います^^


インタビュー連載が決まりました!


さてこの度、私もまたひとつ、新たな挑戦の機会をいただきまして、今日はこの場を借りて、皆様にご報告をさせてくださいませ。

何かというと、初めて!公の媒体で、インタビュー連載をさせていただくことになったんです。

飲食店の経営者さん向けの業界専門誌「Smiler」で、1年間かけてブランディングのことをお話しいたします。

Smiler 最新号のTopicsはこちら!

飲食店の経営者さんがお読みになるので誌面全体の構成としては、

・繁盛店の取材記事
・店づくりやメニュー開発のヒント
・人材の育成、開発
・集客に関する情報

なんかが話題の主の媒体。ではあるのですが、非常に人間味あふれる記事が多く、拝読していると、編集部の皆様の飲食という業界、それを担う方々への敬意と愛情を感じるのです。

特に私の連載が始まった最新号では、「そうだ!手紙を書こう 〜飲食店主が今、あの人に伝えたいこと〜」と題した特集が組まれていまして、店主さんから、お世話になった方への手紙が綴られているという、とても熱い誌面。

掲載誌を受け取った時、自分のインタビューが2ページにわたって掲載されていることに大きな感慨もありましたが、それ以上に、背筋が伸びる感覚を味わいました。


というのも、初めての連載が飲食店経営者さん向けの媒体、というのに大きなご縁を感じていまして、

実は私は、会社員時代に長きにわたってビール会社さんのブランディングを担当していたこともあり、とにかくよく飲食店さんに足を運ばせていただいていたんです。

おいしいビールをいただきながら、お得意先様とブランドの方向性を夜通し議論したことも大切な経験ですし、

広告をつくるにあたっての取材や飲食店さんとのコラボレーションの企画もやらせていただくことも多く、とてもお世話になってきた業界、なんです。

関わらせていただいた店主さんの中にはとても印象的な方もいらして、お店づくりのことのみならず、生き方の哲学を学ばせていただく、なんてシーンもたくさんあって、育てていただいたような気持ちもあって、

そんなこともあり、今回の連載が決まった時、真っ先に頭に浮かんだのは、当時お世話になった方々のお顔、でした。

今、飲食店業界はいうまでもなくコロナの影響を大きく受けていてなかには大変な思いをしておられる
経営者さんもいらっしゃると認識しています。

私には計り知れないような決断と覚悟の上で商いをなさっている方もいらっしゃると思う。

そういう状況のなかで、私が経験させていただいたことのなかからなにか、ひとひらでもお役に立てる情報をお手渡しできるとしたら。

なんて考えるとね、やっぱり届けていく内容を試行錯誤してよりよくしていきたいと思うのは当然のこと。

初回となる今回は、

「ブランディングって、小さい会社にも必要なの?」

をテーマにお話しさせていただきました。

以下にリンクを貼りますので、是非お読みいただけたらうれしいです。

編集部の許可をいただいております。
↓↓↓


これから1年間の連載になるので長丁場です。

編集部の方とできるだけ対話をさせていただくこと、

そして、私自身も飲食店に足を運ぶ機会があればそこで感じたことを丁寧にみつめながら、読者の方々にお役に立てる方向性を模索していこうと考えています。

今、まさに、2回目の連載の校正を進めていますが、どこにポイントを絞れば飲食店主さんの店づくりの一助となるのか、目下取り組んでいるところ。

今後とも、応援よろしくお願いいたします!


ご縁を繋いでくださった立役者


そしてそして、今回の機会をいただくにあたって、ご尽力くださった方がいます。

Vision BridgeをサポートくださっているPRプロデューサーの 新田真由子さん です。

新田さんとは昨年の夏の終わりくらいからお仕事ご一緒させていただいています。

Vision Bridgeとして、これまで関わったことのない方にも声を届けていきたい。お役に立てる領域を広げていきたい。

当時そんなふうに考えて、メディアの方々にPRをしてみよう、と思い立ったわけですが、その際お力添えをいただいたのが新田さんでした。

なぜ、彼女に相談したのかというと、もうね、直感に従った感じです。

現在福島にお住まいの彼女が綴る文章や写真をいつも拝見していて、その視点が大好きで、尊敬していて、自分と通じるものがあるようにも感じた。

東北の地にゆかりがある、だけではなく、愛するもの、慈しむ景色、感性が、どこか重なり合うような気がしたのです。


実際、今回連載が決まるまでに彼女とたくさんの時間を分かち合ってきましたが

この業界、
この情勢の中で、
私のこんな経歴・事例が
お役にたてるのではないか。

と意見交換しまくった結果として、ご縁がつながったのがSmilerさんでした。

新田さんが編集部の方にお送りくださったお手紙と資料を拝見した時、私は正直涙がでそうでしたね。

Vision Bridgeの取り組みを愛情をもって紐解き、でもあくまでも客観的にそれを見つめ、世の中のお役に立てる切り口としてご紹介くださっている。

その塩梅に、PRのプロとしての姿、というよりもそれを超えた新田さんの在り方そのものが溢れていて、感動と感謝しかありませんでした。

こうして連載という結果につながったことも嬉しかったけれど、それ以上に私の周りにこうしてお力を傾けてくださる方がいる、彼女と重ねてきたこの過程そのものがなんとも愛おしく感じたのです。

ご縁がつながるとか、かたちになるとか、そういった結果ももちろんありがたいけれど、それが全て、とは私は思いません。

そこに至るまでにいかに納得する道を歩むことができたか。よき分かち合いができたか。それが人生を豊かにすると知っているし、今回新田さんとのお仕事を通じて、それをまた腑に落とせたように思います。

この機会、このご縁に感謝し、1年間精一杯尽くしてまいります!