言育サロン

心に住む人〜言育サロン5月開催レポート〜

(記事:Vision Bridge事務局 白河晃子)

 
先日Vision Bridge主催 5月の言育サロンが開催されました。

今月のテーマは「心に住む人」

5月らしい爽やかな気候に移行する中、大磯の「朝の過ごし方」についての話から始まりました。

毎朝近くの公園へ愛犬と散歩に出かけるのが日課だそうで、芝生に寝転がって空を仰いだり、本を読んで過ごすのがお気に入りのようです。

そんなある日、目に止まった詩があったそうです。

小谷ふみさんの作品「よりそうつきひ」の中の一篇、「心に住む人」。

心に深く響いたといいます。

サロンの時間は徐々にこの詩の世界へと入っていきます。

ご参加者の皆さんは朗読を聴きながら「心に住む人とは誰なのか」を考えました。またその人との間に特別なエピソードがあったかどうかも。

それはパンドラの箱をそっと開けるような、不思議な時間だったかもしれません。

一人一人自分の心の中に住む人について言葉にしていきました。

家族、親、元彼、なくなった人、親友… etc

面白いと感じたのは、しょっちゅうスマホで連絡を取り合う人よりも、長い間会ってない人が多くあがってきたこと。

人のエピソードを通じて自分の心に住む人の存在に気づくこともできました。

きっと様々な感情が湧き上がってきたことでしょう。

このテーマは心の奥深くに触れるものでした。

懐かしい人に久しぶりに再会したような感覚があったかもしれません。

サロンの時間を終えても、その人との対話がゆっくりゆっくり進んでいくのだろうと感じました。

言育サロンは毎月一つのテーマをに沿って、言葉や心の動きについて深く探求する場でです。

サロンの皆さま、また次月お目にかかれますこと楽しみにしております。

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