MONOLOGUE

「言葉で育む」ということの奥深さ

私は午後の打ち合わせに向かう途中で少し落ち着いて時間がとれそうだったので品川のインターコンチネンタルに立ち寄り、そこでこのコラムを書いています。

隣の席では結婚するであろう若い2人が両家の顔合わせをしている雰囲気でなんだかおめでたい感じ。

天窓からラウンジ全体に光が降り注いできて、とっても気持ちよく過ごしています。

もともと別の作業をしていたんですがこの心地よい空間に身を置いたらみなさまに言葉をお届けしたくなって、筆をとりました^^

前回、亡くなった祖母のことを書かせていただいた記事「ありがとうしか、言葉にならない」に、多数ご感想をお寄せいただきました。

お心遣いをお寄せくださった方々、本当にありがとうございました。

なかにはですね、ご自身のご家族との思い出をお伝えくださった方。

私の見てきた風景が目の前に浮かぶようだ、とおっしゃってくださった方。

ご感想とご自身の思案をお寄せくださった方もいらして、それがとってもうれしかったんです。

私が見てきたもの、感じてきたことを通じて、大切な方やご自身を思う時間を図らずもお持ちくださったり、自己対話が進んだりして、それを言葉にしてお伝えくださったという。

この共振ともいうべき往復に、とても感動しました。

いただいたメッセージを、この場を借りて少しだけ。ご紹介させてください。

こころ温まるシェア、
ありがとうございました。

わたしの祖母も12月が祥月ですし、
年末なので
お墓は無くなりましたが、
散骨した海に会いにいく予定です。

形はなくても
その思いはいつもそばに!です。

それに今私たちが
ここにいる!ということ自体、

先祖の存在とありがたさを
感じずにはいられませんね。

コラム、しっかり読みました。

私自身が何かを残す生き方に
こだわっていたので
拝見して、そこに意識を向けるより

暮らす
生活する
営む
感じる
生きる。

そんなことを自分の中で、
ひとつひとつ大切に繋がる
日常を送りたいなと思いました。

お祖母様。
爵歌さんが地元に帰りたいという
気持ちを、ご自身の命でもって、
叶えてくださったような気がして、
読んでいて涙が出そうになりました。

私の祖母は、93才で他界しましたが、
爵歌さんのお祖母様と同じく、
本家に集まってきた親戚に、
煮物や漬物などで振る舞う、
そんな人でした。

親戚からは、
おばあちゃんは「たからばんつぁま」
(←宝のようなおばあちゃんの意)
なんだから、大事にしなさいよ、
と、いつも言われておりました。

今日は冬至ですね。
祖母がよく作ってくれた
かぼちゃの煮物を作ろうと思います。

岩手行けてよかったですね。
おばあちゃま、喜ばれたと思います。

ふるさとって、
空気からもヒトからも
特別なパワーをもらえますよね。

私はくらかさんがパワースポットなので。
またこうしてくらかさんに力もらいます。


どのメッセージも至極の言葉で、私の方がうんうんと頷かされたり、感動させられたり。

本当に、本当に、ありがとうございました。

こうしてコラムを執筆して2年、メルマガをお送りするようになり1年が経とうとしています。こうしてこの場で、あたたかい交流をさせていただけることに感謝しかありません。


来年以降もきっと私はこうして、コツコツと言葉を紡ぎ、あるいはLIVE配信や講座でお話をして皆さんと時を重ねていくことと思います。

この一年、「言葉で育む、ブランディング」をお伝えするなかで、心のどこかで皆様のビジネスのお役に立つことを追究せねばと思ってきておりましたが、

この「言葉で育む」という行為はビジネスだけに必要なものではないな、と最近強く思います。

きっともっと、奥深い。

自分の言葉を追究し続けることで人との関わりを豊かにしてくれることは間違い無いですし、生きる、ということそのものをもっとおもしろく、趣深いものにしてくれる。

心を整え、人生を切り拓いていってくれて、

その結果としてビジネスも守備よく運んでいく、という体感値も味わっています。

「言葉で育む」のはほかでもなく「自分そのもの」なのでしょうね^^

だから、私自身もその根本をもっと研究していきたいですし、私の日常を持って試し続けていきたいな、とも思っています。

見たもの、感じたこと、視点、考え方、思案の過程。

そういったものをたくさんたくさんここでシェアさせていただきながら、みなさんの「言葉で育む」に着火できたら、最高におもしろいな^^

コラムをお読みいただいて気がついたことや考えたことなんかがおありになる方は、私にも是非教えてくださいね。

書くこと整理できるってありますし、私も実は執筆をそういう場にさせていただくこともありますから、みなさまの言葉もしっかりレシーブしていきますよ!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。