MONOLOGUE

暮らしの中に、仕事が溶け込む。

この1週間を、つれづれなるままに。

コロナ禍での休園・休校・テレワーク。子どもたちを横目に仕事をするようになり1週間が経ちました。
 
育児休暇から復帰したのち、週1回でも在宅にできたら…と思うことは何度もありましたが、図らずもそれが実現してみて思うことを、フレッシュなうちに書き留めて起きます。

在宅ワークが自由にできたら、

家のことがきっともっと整うし、
家族との時間も充実するし、
身のまわりのことも丁寧にできるはず!

と思っていたけど、果たしてどうだったのでしょう?

通勤時間の意味

往復3時間の通勤時間。あれほど、無駄だと思っていた時間。  

だけど、

その時間に本を読んだり、
会社以外の人とコミュニケーションを取ったり、
自分の考えを整理したり。

その移動時間が、意外と気持ちの切り替えになっていたことに気がつきました。

母・妻である私と、ただの私。

その切り替えは、時間・場所を変えることで作っていたのかもしれません。  

だけど今回、私には「切り替え」が必要だと気づけたのは大収穫!!これからの在宅ワークの中での「切り替え方」を模索してみようと思います。

仕事観、子育て観のアップデート

これまでずっと、  

◎子どもの前で極力PCをいじらない。
◎子どもといるときは、子どものことに集中する。  

ことを大事にしてきたし、もちろんそれに越したことはないのだけど、それを「絶対」とするのは違うな、という価値観が芽生えていることに気がつきました。

仕事はお相手もあって進めていること。何より、会社でも、個人でも、「お仕事をご依頼される」というのはこの上なくありがたいこと。

だからこそ、意思と責任、ワクワクを持って、仕事に取り組む姿を見せることも、親として、人としてありたい姿だな、と。

そんな気持ちを込めて、「ママは今はお仕事の時間だよ。時計の針がここまでね。」と目を見て話すようにしてみたら、兄(6歳)妹(4歳)で工夫して過ごしてくれるようになってきた。

そんなことにも、彼らの成長を実感しています。

もっとも、ここ最近は二人には二人の世界ができつつあって、べったり一緒にいることを求められなくなってきてはいたのだけど…(←少し淋しい)

もしかしたら、こうして、  

◎働く母の姿を感じさせられること。
◎多くの人と関わって仕事をしていること。  

を見せられるのもいいチャンスなのかもしれません。  

時間を切って、仕事の時間と家庭の時間をコントロールすることで、新しいスタイルをつくっていけるかも、と思えたことは子供とともに私も成長している、ということかもしれません。

人生の中で、今は忙しい時期なのだ!

 「フルタイムだから、毎日慌ただしい」
「通勤時間がなければゆとりがあるはず」  

これは完全なる思い込みでした…。  ありがたいことに向き合うお仕事があり、かつ愛する家族がそこにいる以上は、通勤しなくともそれなりにバタバタとしていて一日はあっという間に過ぎていく。

そう、私は、忙しい言い訳を、「通勤」のせいにしていたな、と。  

多分、子供が小さいこの時期は、仕事をしている・していないにかかわらず、

必然的にやることはたくさんあって、考えることもたくさんあって、それなりに忙しいのだ!! そういう時期なのだ!!と割り切ると、な~んだかすっきり。

きっと子供の成長とともに、自分でも気が付かないほどゆるやかに、時間にゆとりができていく、そういうものなのかもしれないな、と。

そうなったときに今度はそのゆとりを、その時困っている誰か、に向けられるといいな、なんて思います。

夫の働く姿に、驚き!

夫婦で在宅になり、びっくりしたのが、夫の仕事の効率の良さ。  

似たような業種なのに、圧倒的に進め方が落ち着いている、、、

横目で様子を見ていると、おそらく「何が必要か」を判断して、打ち合わせなのか、チャットで完結させるのか、そのあたりのコントロール、スケジュール管理、チーム運営が上手なのだと思う。

何というか、地に足がついた行動をしているんだよな。  

まぁ、年齢も9つ上なので、キャリアの違いはあるのだけど、ビジネスの進め方はこの機会に様子を見て学ばせてもらいたいな、と。   もともと、同じ会社でメンターだった人だしね、ひさびさに同じ空間で仕事をしてみるのも悪くないのかもしれないな。  

そして、これから。

子どもたちが遊ぶ姿を横目で見ながら仕事して、呼ばれたら「はーい」と返事をする。   合間で遊びにも参加すると、自然と私の表情も柔らかくなる。  

3食作るのは正直げんなりだけど、家族でそろって健康的な食事ができる。   そういうのもいいな、と。  

コツをつかむまでもう少しかかりそうだけど、「暮らしの中に、仕事がある」状況は、きっと新たなスタイルを作る礎になると思う。

30代の終わりに差し掛かった今、そんな未来を描く、作っていくのも悪くないし、その過程を家族で相談しながら、我が家のカタチを模索していきたいと思います。