MONOLOGUE
2022年1月27日
覚悟が、共鳴しあうとき
北条の里、韮山で感じた「覚悟」
もうすぐ1月も終わりを迎えようとしていますね。
私は今月、なんだかたくさんの濃い時間を過ごしたせいか、まだ1月なんだ!という感覚。
これもまたひとえにご充実さま、の現れかと思うと改めてありがたいな、なんて思っています。
実は今週月曜日、1/24のこと。
師事させていただいている作家の石川真理子先生と御有志の方々とで、静岡県伊豆の国市の韮山のフィールドワークにご一緒する機会に恵まれ足を運んでまいりました。
韮山は北条氏の里であり、源頼朝さんと北条政子さんの出会いの地でもある場所。
大河ドラマも始まりましたが平日ということもあり観光客で賑わうということもなくゆっくりと探訪することができました。
私は正直なところ歴史にあまり自信がありません。
高校時代も日本史を専攻しておらず、学んだと言ったら中学時代の暗記、詰め込みのみというお恥ずかしい状況。
ですが、今回どうしてもご一緒させていただきたいと思ったその理由は、
北条政子という一人の女性が
どう生き、どんなことを考え、
どんな暮らしぶりだったのか感じてみたい。
そう直感的に思ったから、なんです。
源頼朝さんと北条政子さんご夫婦。お二人は駆け落ちして、ご一緒になられたのだそうです。
当時流刑され韮山で暮らしていた頼朝さんに想いを寄せるようになり、お父様の時政さんが決めた結婚、祝言の当日に家を抜け出し頼朝さんのもとへと走った政子さん。
頼朝さんを監督する役目の時政さんが激怒することをわかっていながらも山を越えて頼朝さんのもとにひた走る。
追っ手を振り切って自分の心にまっすぐに想いを貫いた政子さんという女性を感じてみたいな、と思ったのです。
政子さんのその行動は、後に日本という国を大きく動かすことになるのだけど、
彼女が暮らした土地、韮山でその物語を味わい直してみると、それは決して自分に遠いところの話、
おとぎ話ではないな、という感覚が湧いてきました。
石川先生とご一緒にその感情を追体験する感覚で巡らせていただいたからかな。
生きている時代は違うけれども政子さんという人物像が「ある一人の女性の物語」として色彩を帯びてきたように感じたのです。
頼朝さんと生きていく覚悟のみならず、その後も彼女は幕政を確固たるものにしていく過程で無数の覚悟を繰り返していくわけですが、
その並々ならない姿をゆかりの地で感じた時、
改めて私自身も女性としての生き方、覚悟みたいなものを問われているように思いました。
VISION BRIDGE、法人化へ
実は今、私もVISION BRIDGEを動かしていくなかでひとつの局面を迎えております。
と申しますのも、この韮山のフィールドワークに出かけたこの日。
私はVISION BBRIDGEを株式会社ビジョンブリッジ(Vision Bridge inc.)として、法人登記いたしました。
かねてから1/24に登記をすると決め手筈を整えておったのですが、その日を韮山で大切な方々と迎えることになるとは正直思いませんでした笑
そんなこともあって、政子さんの「覚悟」に触れた時。私の心も何か訴えかけられるものを感じたのかもしれません。
「私の覚悟ってなんだろう」
改めて自分に問わずにはいられませんでしたね。
その問いに対して、湧いてきた答えは非常にシンプルでした。
でも、ある種の厳しさも秘めている。
自分の心に違和感のない
自分に正直な生き方をする。効率や、損得や、
他者の中の自己という捉え方ではなく、
私は、私が納得できる生き方をする。その生き方こそが
その人固有の輪郭を浮き彫りにするから。そんな生き方を私自身が体現することが
ブランディングを伝えること
そのものなのだ。
これをやり続けていくことが、私の覚悟。
政子さんの覚悟に触れたことで浮かび上がってきた想い、なのだと思います。
この言葉がでてきたとき、あぁ、抜けたな、というかなにか広がっていくものを感じました。
富士山と南アルプスの峰々、そして海が広がるその景色がそう感じさせてくれたのかな。
法人化という形をとりましたが、私がやることは変わりません。
ただ、自分であるということ。
そしていただけるご縁をうけとり、できる精一杯を尽くしていく。
株式会社ビジョンブリッジは、まずは代表である私がそうあることで、
自分として生きることを引き受けた
人・事業者同士が集まり、
夢中になってコトを共に成し遂げていく。
そういう集合体(ユニット)になっていったら最高だな、と思っています。
ここまでの活動を支えてくださる皆様に心から感謝し、これからも精進してまいります。
来週には、新しいHPもお披露目いたします。
こちらもいつもクリエイティブを担ってくださるデザイナーの神谷和宏さんとブレストを重ねてつくったHPです。
制作には9ヶ月の時間を有していまして、じっくりとここに魂を吹き込んでまいりました。
是非、お楽しみになさっていてくださいませ。
改めまして今後とも、大磯爵歌と株式会社ビジョンブリッジをよろしくお願いいたします。