ブランディング
2019年9月25日
心が動いた、その瞬間をとらえる!
大磯流、発信の極意
生活者のメディア接点が増え、受け手側が情報を選ぶ時代になっているからこそ、情報の編集力、発信力を鍛えることは、個人のみならず企業からも、求められているな、と痛感しています。
特に、個人事業主や、中小企業様だと、広告出稿の予算確保は大きな支出になるし、だからこそSNSやオウンドメディアでのコミュニケーションを上手に使っていくべき。
それを外部委託せずに、どう自社スタッフの中で強化していくか、は大きなテーマだと感じています。
企業トップの方が個人アカウントを持ち、事業のアイコンとなって新たな顧客接点を模索されているケースも増えてきていて、ビジネスにおける情報発信は、形が変わってきたな、と。
そこで、悩まれるのが、「何を、発信するのか」だと思うのですが、
事業展開における強い想いや信念、商品やブランドの背景にあるストーリーは言わずもがなですが、
スモールビジネスの場合は特に、事業主の人となりや、物の考え方、視点を効果的に見せながら、人を惹きつけていくことが大事だな、と感じています。
この人の考え方、好きだな。同じサービスを受けるなら、絶対この人がいい!そんな関係性、濃いファンをつくるのが理想、ですね。そこで、コミュニケーションを生業とする大磯流の発信の極意を少しお話しします。
心を動かし、純度高く言葉にする。
それは、とってもシンプルなこと。
まず発信者自身が、心を動かす。それを、そのまま表現する。
そのときに感じたことを、なるべくズレのない言葉で、鮮度高く。
それを、ピュアな気持ちで、思い切り楽しみながらやること。この「勢い」が、大事なんです。
その上で、
◎あの人に、これをシェアしたら、きっと喜んでもらえるんじゃないかな。
◎過去の自分、悩んでいたころの自分に伝えてあげたいあれこれかも。
◎誰かが、一歩を踏み出す勇気になるかもしれない。
その「誰か」をなるべくリアルにイメージしながら、たった一人の「誰か」に向けて、夢中になって言葉を綴る。
ここ最近、私の書いたものを読んで、
「エネルギーを感じます」
「アウトプットのコツってあります?」
「発信に熱量を感じて、お問い合わせをしました」
なんておっしゃっていただけることが増えてきて、本当にうれしく思っています。
なので、改めて、そう感じていただけるポイントはどこにあるのかな、と考えはじめたのが、この記事を書くきっかけなのですが、、、
結局のところ、大事にしていることは、ほんっとにシンプルで^^
毎日のふとした瞬間に、どれだけ心を動かせるか。意思を持って、それを綴るかにかかっているな、と。
非日常に身を置くとか、映える場所にいくとか、刺激ある場所に足を運ぶとか、そういうことではなくて。
書きたくなる瞬間は「しつらえたモノ・コト」よりも、ありふれた日常生活の導線上で出会う人、場所、コトにある。
要は、日常に、どれだけ興味を持てるか、なんじゃないかな、と。
「興味」ってすごく大事で、これを持てると、おのずとそこに関わる人に「聴く」「尋ねる」「会話する」という行為が生まれ、そこでの相手の反応に、心が動く。
心が動くと、伝えたくなるんです。
興味の対象は、家族でも、友人でも、仕事で出会う人でも、たまたま入ったお店の店主さんでもいい。
「興味を持つ⇒聴く⇒話す⇒心が動く」
その瞬間、そのエピソードを描くのに、しっくりくる言葉を探して、必要な人をイメージしながら言葉にする。表現する。
その発信の蓄積が、着実に「ブランド」になっていく。仮に広告出稿したときにも、この素地があるのとないので反応がずいぶん変わってきます。
発信者だけじゃない!
コミュニケーションを面白がる!
だけど、これって極論、発信をしてる、してないに関わらず、コミュニケーションの基本だとも思うのです。
相手に興味を持ち、見る、聴く、感じる、伝える。
するとそばにいる人との関係性はずっと豊かになるし、まだ見ぬすばらしい出会いに恵まれたりもするから。
だからこそ、発信者はもちろんのこと、今はそうでない人にも、日常生活の中で試してみてほしいな、とも思うのです^^