ブランディング
2021年2月12日
チームブランディングに、伴走する!
チームブランディングに伴走する!
今回のコラムでは、ここ最近増えているお仕事、
「組織開発のサポート」
「チームブランディング」
について、言葉にさせてくださいね。
今、村本彩さんのirodori Branding社で、チームブランディングのサポートをさせていただいております。
彩さんとのお付き合いは、実は3年ほど前からのこと。
起業後初めて開催された単発のセミナーにお伺いしたご縁で、折に触れてご連絡を取らせていただいておりました。
その彩さんから、昨年秋にこんなご連絡をいただいたんです。
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これまでは「村本彩のirodori Branding」だったけど、そろそろそれを変えていく局面にきている。
頼もしいチームメンバーも増えてきたので、その活躍を前に出しながら、
「企業」としての人格を作っていきたいんです。
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ワクワクしました!
ずっと応援させていただいてきた彩さんとirodori Brandingのネクストステージをつくっていく。

そして、お話をお聞きした私はこんなご提案をさせていただきました。
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なるべく、このプロジェクトそのものに、チームメンバーの皆様にも関わっていただきましょう^^
プロジェクトをきっかけに、関わっておられる方々がさらにirodori社との距離を縮め、会社をみんなで育てている、という実感を深めていく。
私はその全体を俯瞰しながら、外部だからこそできるサポートで、プロジェクトをファシリテーションします。
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こうしてirodori Brandingのチームブランディングがキックオフしました。
チームブランディングが大事なワケ
このところ、他のお得意先様の中でも、
「コーポレートブランディング」
「チームブランディング」
のご用命は増えているように感じています。
コロナ禍で生活様式が変化し、その在り方を見直さねばならない企業様、
テレワークで社内の意識統一が難しくなり、会社からのメッセージが届きにくくなった、と感じておられる企業様、
その課題感はさまざまですが、共通しているのは
「社員・チームメンバーの一体感の醸成、そのためのコミュニケーションの必要性」
に向かっているところ。
こういった案件を解決するのに、これまであるあるだった方法としては、
会社側がビジョンやクレドを再構築し、社員の皆様に大発表する、とか。
社員にメッセージを届けやすくするために、社内SNSや情報発信ツールを整える、とか。
だけど、せっかくがんばって用意しても、唐突に立ち上げるもんだから、当の社員の方々にはなかなか浸透せず、残念なシロモノに、、、
というケースをたくさん見てきました。

大事なことは、会社を動かしている「社員の皆様」が、いかに会社ごとを自分ごとにできるか。
自分の成長と、会社の成長を重ねながら業務に向き合えるかであり、そのためにはしかるべき「場づくり」が必要だと私は思います。
そんなことを日常業務の中で感じていたので、
今回のirodori社の場合も、なるべくメンバーの皆様の声を拾い、考えを深めていただける機会を作りながら、新生irodoriのブランディングの原型をつくっていきたい。
そう思ったのでした。
しかるべき「場づくり」とは?
まず、彩さんとご一緒に取り組んだのは、
チームメンバーの方々が感じておられる「irodori社の価値と魅力」を引き出すことでした。
当時9名いらしたメンバーの皆様にお集まりいただいて、本お取組みのアウトラインをお伝えし、
その上でご自身がirodori社に対して感じていることを言葉にする、そんな時間を作らせていただきました。
お聴きしたのは、ざっくりこんなこと。
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≪現在のirodoriを言葉にする≫
↓
irodori社が大切にしてきたこと。
他にはなくて、このチームにあるもの。
根底に流れる価値観とサービスの特徴。
ここに関わったことご自身にどんな変化があったのか。
≪これからのirodoriを言葉にする≫
↓
これからのirodori社に
ご自身がどうかかわっていきたいか。
社会に対して提供するものは何なのか。
=====
ここで注意したのは、
・社会的にどうか
・潮流がどうか
・お客様がどうか、
ではなく、「ご自身が」どう感じているか、という自分の言葉で語っていただくこと。
客観的にではなく、主観的に関わりを言葉にしていただく、その過程でさらにさらに、irodori社とメンバーの皆様の関係性を深めていけるように思いました。
この時間は、ファシリテーションをさせていただいた私にとってもなんとも貴重な経験で、
関わっている皆様の強い何か、意思と愛情みたいなものを強く感じました。
同時に、本気で参画しているけれど、決して肩に力の入りすぎないカタチで、ごく自然にできることを持ち寄っている、そのあたりも大きな独自性だと感じました。
この感覚をベースにしながら、今度は、これからのirodori社の人格を彩さんと主要メンバーお二方と共に具体化することに取り組んでいきました。
そして、要所要所で、スタッフの皆様にその過程を開示・共有し、感じたことをフィードバッグしていただく。
そんなことを繰り返し繰り返し行いなから、これからをリアルに描いていきました。
この春、新HPがお披露目になります!
こうして作ってきたこれからのirodori Brandingの姿は、この春、HPとして可視化される予定です。
もうね、めっちゃくちゃ楽しみ!!
なのですが、目に見えるものにしてお披露目する、それはあくまでもプロジェクトの一部分。
このお取り組みのキモは、
「これからを深堀し、具体化する」
そのプロセスにメンバーの方々が関わり、自分とチームとの関係性を見つめること。
そこで感じたことを日々の業務に循環させていくことだと私は思うのです。


メンバーのおひとりが、打ち合わせの合間にこんなことをおっしゃっていました。
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日常業務に追われてしまうと、
何のためにやっているのか、自分はそこにどうかかわりたくて、どうお役に立っていきたいのか、を見失ってしまう瞬間があって、
そのモヤモヤとした雑念が一番仕事の質を落とすように感じている。
こうやって見つめなおす時間を敢えてとることで、視界がクリアになり、動きやすくなる実感がありました。
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これがすべて、だと思います。
実際にirodori社のケースに関わらず、同じような形でチーム、コーポレートブランディングに伴走させていただいていると、
メンバーの方々の業務への向き合い方、言葉、顔つきが変わってくるのがよく分かるんです。
最初は主体的に発言できなかったり、現場の不満が発言の中心だった方も、
「これからの会社と自分」に向き合う機会をつくっていくと、その回数を経るうちに、本当に言葉が変わってくるんですよね。
会社とメンバーの方の距離が近くなる。
私はそこに立ち会わせていただけることが自分自身の喜びでもありますし
なによりも、会社やチームは
「人」がつくり、
「人」が動かしている。
そう信じているからこそ、こういったプロジェクトをファシリテーションしていく業務は、今後も是非承っていきたいと考えています。
今はチームのあり方も多様化していますし、有機的にプロフェッショナルが集まりプロジェクトを進める、なんていうケースも増えてきている。
だけど、そんな中でも、どうやって想いやビジョンを共有して業務に向き合っていくかは大事だと思うし、プロジェクトの成否に関わると思うのです。
こういうのって、自社だけで進めようとすると、日常に追われ空中分解しがちですから^^;
「ウチの場合はどうしたらいい?」
って、お気軽にご相談いただけたらうれしいです!