ブランディング
2019年10月13日
「場当たり」をやめ、「計画」をもつ!
中長期視点で、事業計画を持つ!
「そろそろ、思いついたときに、思いついたことを展開するスタイルを改めたくて、、、」
そうご相談くださったのは、個人事業主としての収入が安定し、今後ビジネスステージを一段上げるべく、新たなチャレンジを検討しておられるお客様。
個人事業はPDCAではなくDPCAと言われるように、
◎まずはやってみる。
◎難しければリプランする。
というスピード感で進むことも大事。
ですが、ある程度事業が安定し、次のステージを思い描くようになると、中長期視点での大まかな計画を持っておくことが必要になる、と私は考えます。
これを持たずにいると、どうしてもやることが場当たり的になってしまい、取り組みの優先順位がつけにくくなり、今やるべきではないことで手一杯になってしまう、なんてことも。
さらに、拡大を考えると、新たなメンバーを加えることも検討に挙がるでしょうから、その時に最低でも年間の事業計画をお伝えできる状態にしておくことは絶対必要。
実際、大手企業様のお仕事になると、
期が変わる10カ月~半年前くらいには翌年の事業計画が私たちパートナー企業にオリエンされ、それに基づくコミュニケーション計画を固めるのが常。
つまり、関わる人、所帯が大きくなったり、予算が大きくなればなるほど、先読みでの事業計画が必要になります。
そこで、今回は、そういった経験も活かしながら、あくまでもプロジェクトディレクターの視点で、誰にでもできる実践型の事業計画の組み立て方をお伝えいたします。
ロードマップの描き方
「事業計画」なんていうと小難しく感じてしまいますが、考える手順は非常にシンプルです。
おそらく事業主なら誰もが期初に思い描くであろうことをしっかりと言語化し、計画レベルまで落としていく、というイメージ。
これがあるだけで、やるべきことに自然とアンテナが立つようになりますので、ビジネスをカタチにするスピードは断然加速します。
まず、一旦はこの1年間を想定して、以下の手順で整理していきます。
①どんな1年にしたいか?
漠然と、箇条書きに、でもいいと思います。
この期を終えるときに、事業をどんな状態にまで持っていきたいか。制限をかけずに、ご自身の心が湧くことを言葉にしていきましょう。
制限をかけずに、溢れる気持ちを言葉にして、見える化することが大事です。
②核となるメインサービスを固める。
ここでの目的は、「絞り込み」です。
多くのサービスドメインをお持ちの方は特に、「あれもこれも」になりがち。
そして、「あれもこれも」の準備に追われる。
なので、どれに一番注力するのか、を選び取ってしまうことも大切です。
①の「どんな1年にしていきたいか」から発想して、注力することを固めます。
・どんなお客様に出会いたいか。
・その方のお悩みとは?
・コンテンツと提供方法は?
にまで、おおまかに考えられるといいですね。
③メインサービスを、スケジュール化する。
つぎは、メインサービスを実施・強化する時期をスケジュールに落とし込んでいきます。
ご実績の中で、その定番サービスが必要とされやすい時期は想定できると思いますので、その展開時期をFIXさせるイメージです。
するとおのずと、その準備にかかる時期、要は、告知・集客に注力する時期が見えてくると思います。
加えて、そのメインサービスにつなげるためのフロントサービスの展開時期なども設定できるはずなので、大まかな年間での動きが固まってきます。
④余白の使い方を考える。
これは私の私見ですが、メインサービスをプロットした上で生まれた余白、空いた時期が、次への種まきに使うところ、事業の今後のために動くところだと考えます。
・いわゆる告知以外の発信・執筆をする。
・メインサービス発展のための単発サービス、モニターサービスにトライしてみる。
・新たな学びを入れる。
・積極的にネットワーキングをする。
・今後の発展に関わる仲間を探す。
などなど、
メインサービスがアクティブな時には手をつけにくいところに取り組む時期を年間スケジュールに盛り込んでおく。
この余白が、ビジネスステージを上げていくためのコツだと思うのです。
スケジュールは絶対ではない
こうして組み立てた年間での事業計画、スケジュールに、リプランが発生するのは大前提です。
計画に縛られすぎて、チャンスを逃す、なんてことはもったいないですから、ある程度ガチガチにしすぎない心も大事だと私は思います。
ただ、中長期の計画があることで、ビジネスにおける新たなお誘いや、湧いてくるひらめきを、「今やるべきか」を考える指針ができるはず。
そして、「今がどんな時期か」を認識できるので、不用意に焦る気持ち、みたいなところも抑えられるはず。
そのためのロードマップであるとお考えいただけるとよいかと思います。
今年もあと3カ月ですから、そろそろ来年度に向けて、動き方を組み立ててみるのもおすすめです。
VISION BRIDGEでは、中長期計画を組み立てるのに伴走する、といったサービスも行っています。
お一人で事業計画全体を組み立てるのは、なかなか難しいもの。特に、自分ことになると主観的になってしまい、見えにくいこともあるし、計画に偏りも出がちです。
だから、そんな時は、抱え込まずに、プロの手を使うのもおすすめです。
◎客観的な視点で事業を共視する。
◎考えていることを壁打ちできる。
◎中長期でのロードマップを描き切る。
◎それをタスクに落とし込む。
そんな関わり方が可能なので、ピンときた方は、是非お問い合わせくださいね。