ブランディング
2022年7月28日
「Smiler」連載執筆の舞台裏
2022年より1年間、飲食店経営者様向けの月刊誌 Smiler にて、「ブランディングから始まる”選ばれる店”づくり」と題し、連載を執筆しています。
発行する 株式会社テンポスホールディングス 様は、フードビジネスのプロデュースを行なっており、厨房機器の販売のほか、店舗デザイン、販促支援、スタッフ教育に至るまで外食産業のソリューションを幅広く手掛けていらっしゃいます。
その中でもSmilerは、飲食店経営者様に対して良質な情報をお届けする媒体として位置付けられており、店舗経営のノウハウや業界のトピックスなど、骨太な情報発信を行なっています。


私は隔月での連載ですが、本誌は毎月手元にお届けいただいておりまして、その中でいつも楽しみにしているのが「特集のテーマの切り口」なんです。
Vol.75
そうだ!手紙を書こう
〜飲食店主が今、あの人に伝えたいこと〜
Vol.77
自分の人生を生きてるか!
〜新入社員に送る言葉〜
この熱さ、伝わりますでしょうか。
もちろん誌面では、経営の役に立つTIPSもしっかりとお伝えされているのですが、特集が「人」にフォーカスしているのもこの雑誌の魅力。
飲食店を切り盛りする核となるのはどこまでいっても「人」だから、でしょうか。飲食店、外食産業を元気に引っ張っていく方々を取材し、スポットライトを当てていく特集に、私も勇気をいただいています。
編集部の業界愛がひしひしと伝わってくる誌面づくり。そこに参画させていただけるのはとても光栄なことで、私も大きなやりがいを感じています。
執筆のご縁をいただくまでのお話はこちら↓
「初・連載決定に寄せて」
– Smiler vol.75 –
第1回:
ブランディングって、小さな会社にも必要なの?
記事を書くにあたって、編集部の担当さんに、飲食店経営者さんがブランディングに対してどんなイメージをお持ちになっているのか、取材させていただきました。
◎自分のお店には、まだ早い。
◎漠然としていて、何がブランディングなのかわからない。
◎お金がかかりそう。
◎店舗のデザインやロゴなんかの表現のこと?
おそらくそういう印象の方が多いだろう、と。
ただ反面では、コロナ禍でお店の経営や運営方針についても見直さざるを得ない状況になったときに、選ばれる店、すなわちお客様の印象に残る店になっていくために、「ブランディング」なるものが必要だと実感する店主さんも多いとのお話を伺いました。
連載の初回では、そもそも「ブランディング」というのが何を指しているのかを明確にしながら、ブランディングに取り組んだらどんな変化が見られるのか、を記事にしました。

– Smiler vol.77 –
第2回:
想いを言葉にしてみよう
ブランディングとは、「自社の想い・考え・価値観・哲学を浸透させ、お客様との信頼関係をつくる活動だ」と前回の記事でお伝えしたのですが、2回目となる本記事では、そこにどう取り組んでいったらよいのか、をお伝えしました。
そのカギを握るのは、≪ 想いの言語化 ≫です。個人経営のお店はもちろんのこと、企業やチームといった組織で動いている場合も含めて、どう取り組んでいったらよいのかをお伝えしました。
正直なところ、この記事を読んだだけですぐに実践するのは難しいのかもしれません。ですが、
◎どうやらブランドづくりには≪言語化≫≪言葉≫が欠かせないということ
◎お金をかけてプロに委託しなくても自社で取り組む方法があるということ
その気づきだけでも手渡したい!という思いで言葉にしました。

– Smiler vol.79 –
第3回:
SNSは「楽しんで」「じわじわと」
第1回:ブランディングとはなにか
第2回:ファーストステップは「想いの言語化」
とお伝えしてきましたが、第3回ではいよいよ言語化したものをお客様、あるいは未来のお客様にお届けする方法(=情報発信)について記事にしました。
ブランドの大切にしていること、世界観を浸透させていくために、何をどうやって表現していったらよいのか。情報発信のツールとしてSNSも積極的に活用していきますが、どんなところを押さえればよいのかを解説しています。
SNSといえど、そこにあるのは「人と人とのコミュニケーション」ですから、それをいかに楽しんでいけるか、がポイントだと私は考えています。

連載折り返し地点に、思うこと
全6回の連載も、折り返し地点です。
最初の3回は、ブランディングにおける基本をお伝えしてまいりましたが、ここからはより実践的な事例なども交えながら、読者である飲食店経営者の皆様のお役に立つ記事になるようお伝えしていきたいと考えております。
編集部の担当さんとコミュニケーションを大切に、飲食店という「人と人とがつながる場」に想いをはせながら、言葉にしていきたいと考えています。
※編集部にお許しをいただき、記事を公開させていただきました。