ブランディング
2022年5月31日
企画における、リアリティ
日ましに深まる緑が、とても愛おしく感じる今日この頃、気がつけば5月も半ば、ですね。
さて、私は今日久しぶりの出張で、那須塩原に向かっています。
新ブランドの立ち上げのブランディングサポートをご依頼いただき、キックオフの打ち合わせにいくのです。
このコラムは、その新幹線の車中で執筆していますが、こんな感じも久しぶり。
車内はビジネス利用の方々で思ったより混んできました。
世の中、動き始めていますね笑
私がこうして出張に出るのは、1年前に独立してからは、もしかしたら初めて?かもしれません。

コロナ禍で身動きが取りにくかったので、オンラインの打ち合わせでビジネスを完結させることも増えており、それ「でも」できるんだなぁ、なんて思ってしまっていた自分も、正直いたように思うのです。
ですが、やっぱりここにきて、そこに少し物足りなさというか、限界、みたいなものを感じるところも多くてね、
やっぱりブランドを作っていくって、お客様の感じていること、考えていることの根幹に入っていくので、まずは私自身がその世界観に、どっぷりつかる必要があるのですよね。
一見して無駄なこと、の捉え方
どんなところにお住まいで、
どんなことを感じていて、
なぜそれに取り組もうとしているのか。
オンラインの打ち合わせだけでも、正直できないこともないけれど、、、それは「できないこともない」レベル。
毎回でなくとも、ここぞというポイントにおいては、直にお目にかかって、同じものを見て、時間を分かち合って、なんてことない雑談をするからこそ、つかめる感覚というのが必ずあって、
全身で受け取ったその感覚を、表現へと落とし込んでいくことの大切さを実感しています。

それはコピーを書くときも
コンセプトをつくるときも、
HPや広告、ロゴを作るときも同じで、
表現にリアリティが出せるかどうかは、こうして一見して無駄なことをどれだけ重ねられたかによるものだな、と実感しています。
そしてそれは、私だけの体感値ではなく、おそらくお客様も同じだと思っていて、
こうして共にブランディングにガッツリ取り組んでいくと、お客様ご自身の熱量も自ずとぐっとあがって、アイデアや行動の幅が広がっていかれ、私の方が驚かされることもしばしば。
ブランドを動かしていく時の、そういう躍動感が私はどこまでいっても大好きだし、
こうしてご縁をいただいてお仕事をご一緒させていただけるとしたら、まずはそこに感謝して、お互いにいいお取り組みになるよう、できることを尽くしていきたい、と思うのです。
ということで、
まもなく那須塩原に到着です。
ここで自分が何を感じるのか、お客様とたくさんたくさん対話しながら、この地の空気を味わってこようと思います。