ブランディング

「文章を書く」に、夢中になる!

昨日、今日と私の住む横浜は生憎の雨模様です。

けれども、この時期の雨って嫌いじゃないな、と最近感じるようになりました。緑が深くなっているからでしょうか、心なしか雨音がやさしく感じるんですよね。

屋根にあたる硬質な雨音ではなく、庭の木々にあたるそれを感じたくて、窓を開けて過ごす時間をつくっていますが、それだけで呼吸が深くなるのです。

雨の日には雨の日なりの楽しみ方を見つけられるようになったのも、ちょっとした変化、かもしれません。

文章を学ぶことへの覚悟

さて今日は、私の新たなチャレンジについて、お話しさせてくださいね。

それが何かというと、この度改めて、

「文章を書く」
「言葉を紡ぐ」

ということに向き合うことにしました。

作家の石川真理子先生のもとで、文章を学び、その後、本をつくるという、ガチンコのプロジェクトに参加すると決めたのです!

私は広告の仕事を通して、日々多くの言葉を扱い、紡ぎ、ブランドを育てるということに携わっていますが、コピーライティング、文章を書く、ということに対して、本質的、かつ体系的に学ぶ機会は、実は持ってきませんでした。

会社員時代はプロデューサーという、企画の全体統合をする役回りでしたから、専門講座で学ぶとか、添削を受けるとか、そういった場面はなく、あくまでも長い業界キャリアと、日々の実践で磨いてきた感覚があります。

ですが、私がこれから、Vision Bridgeの仕事のクオリティーをもう一段上げ、人や世の中に貢献できる自分になりたい、と考えた時に、

どこかのタイミングで腰を据えて、言葉を学び直す必要がある、というのもうすうす感じていました。

仕事のどまんなかでもある「言葉、文章を学ぶ」って、実は覚悟がいることではあるのです。

学んでいく過程で自分の未熟さに触れた時に、言葉が紡げなくなるんじゃないかな。書けなかったら嫌だな。カッコ悪いな。

なんて、ちっぽけな葛藤も、恥ずかしながらありました。

ですが、それでも、参加する!と決めたのは、やはり何と言っても、石川真理子先生の元で学び、ご一緒に本をつくるという企画そのものに、たまらなく胸が高鳴ったから。

書き手としての心持ち

文章って、

上手な構成で、
幅広い語彙で、
小綺麗にまとまっていて、
読みやすい。

というのは入り口に過ぎず、大切なのはそこに向き合う心持ちなのだと私は思っています。

書き手としての姿勢、
物事を見る視点、
暮らしぶり、

それらも全部ひっくるめて、自分に落とし込んでいくからこそ、文章の背景に息づくものが変わっていく。

それらは意図せずとも、書いた文章を通して透けて見えると信じているからこそ、尊敬する石川先生のもとで、まるごと学びたいと思いました。

こうして先週から、学びの場はスタートしました。

文章の組み立てや構成、
紡ぎ出すまでの流れを学び、
同時に作品の添削を受け取る、

そこに向き合う過程は、「書く」ということへのみずみずしい気づきに溢れていて、言うまでもなく楽しくてなりません。

心決めの前に感じていた葛藤はどこかへ消えていて、ものすごく夢中になっています。

そういう場づくりをしてくださるのも、石川先生のお人柄なのだと思いますし、そこにもまた多くの学びが溢れています。

半年間のプロジェクトを経て、自分がこれからどうなっていくのか、楽しみでなりません。

目にうつるものを捉え、そこにある喜怒哀楽も含めて、柔らかく斬り込んでいく、うつくしい言葉を紡ぎたい。

それによって、ブランドのつくり手としての幹が、もっと太くなっていったなら、きっとお役に立てるところも、自ずから広がっていくだろうと、お気楽に信じているところもあります 笑

ということで、またとないこの機会に感謝し、思いっきり楽しんできます!!